レゴを通じて働くことを「自分事」にしていく|レゴ®シリアスプレイ®ファシリテーター 富崎一真さん

みなさんこんにちは!今回の担当は古川です。

突然ですが、皆様「レゴ」を使って遊んだことはありますか?私は子どもの頃に両親に「青いバケツ(商品名)」を買ってもらって、かなり遊んだ記憶があります。

実は、そんなレゴを使ったワークショップがあることをご存知でしょうか?

私個人は3回経験したことがあるのですが、毎回、感動します。本当に!どんなワークショップなのかは、今からご案内しますね。

さて、今回インタビューさせていただいたのは
「レゴ®シリアスプレイ®」(以下LSP)の
「レゴ®シリアスプレイ®メゾットと教育活用トレーニング終了設定公認ファシリテーター」(以下ファシリテーター)である富崎一真さんです!

ワークショップ中の富崎さん

LSPとは?

「レゴ®シリアスプレイ®」では、誰もが一度は遊んだことのあるおもちゃ「レゴ®ブロック」を活用して、頭の中のイメージを見える化します。「レゴ®ブロック」の作品を通して、普段なかなか言語化しにくいチームメンバーの想いやビジョンをについて対話することで、「組織のビジョン作り」「チームビルディング」「コミュニケーション力強化」などの効果を期待できます。

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私個人の感想になるのですが、レゴを使用することで、頭の中にある言葉にできないモヤモヤを、自分で作成したレゴが手助けをしてくれて、わかりやすく、腑に落ちる言葉でスラスラと話せるようになるんです!

「真面目に遊ぶ」ことによって、難しいテーマに対してもそんなに気負いせずに楽しく取り組むことが出来ます。過去、まほろばでは2019年8月に開催したチャレンジストリートと、まほろば会議第11回で富崎さんが行うLSPとコラボをしています!その様子は近日公開予定なのでお楽しみに(^^)

ファシリテーターになるには、4日間の研修プログラムに参加することが必要です。しかし、あくまでそれは入り口。よく言われているのはワークを100回やって初めて一人前!

基礎的な考え方・やり方は4日間のワークで学ぶことができますが、それを自分のものにして求められている、より良いワークをできるようになるには数をこなすしかないのです。

まほろば会議第11回の時

LSPに出会ったその日、トリコに!

富崎さんは八代のご出身で、高校卒業後すぐに東京のエネルギー会社に就職されます。30歳になったときに、「このままここにいて俺の人生大丈夫かな、個人としての能力・働き方、これで大丈夫かな」という疑問と、漠然と商品開発・マーケティングをやってみたいという気持ちがあり、福岡の通信販売会社にご転職されました。

現在はフリーランスで地方の小規模事業者の通販のお手伝いや地域に関わるお仕事をされてこり、並行してファシリテーターとしての活動をされています。通販のお手伝いや、地域活性に取り組む中で、関わる事業者さんの悩みが、LSPで解決できるものであったら一緒に解決されていくそうです。

富崎さんがLSPに出会ったのは、福岡にご転職されて、1、2年目くらいに実施された会社の勉強会でした。LSPで「商品開発のプロセスを疑似体験する」というワークをされたそうです。

「めちゃめちゃ感動した、この時にはもうファシリテーターになろうと決心するくらい感動した」

「今までこういう商品があればいいな、作りたいなと漠然と思っていても上手く言語化出来なかったり、人に伝えることが難しかったり、モヤモヤしていたものがレゴを使うとポン!と出てきてパッと形作れて説明ができた

「今まで自分こんな思いをもっていたのかというアイディアが妙にしっくりする形で出てきたという体験をした」

参加者として出会ったその日に、LSPのトリコになってしまった富崎さん。前述したような感想は私も全くその通り体験したことで、不思議な世界にいるような、本当にこれを発言しているのは自分なのかと疑うくらい感動する体験をしました。

参加者は思い思いにブロックを組み合わせていきます

「言葉選び」と「環境づくり」

1つのワークを作るのに富崎さんの場合、3日~1週間程度かかるといいます。

ワークを組み立てる上で大切なのは「言葉選び」

1日かけてワークを組み立てた後に、実際に質問や内容を声に出してシュミレーションをされるそうです。言葉は、少し異なるだけで受け取る人によっては印象がガラッと変わってしまうもの。また、質問が投げかける側が明確な意図を持っていないと、参加者が不安になったり、意図が伝わらなくなったりすることも。違う意味になっていないか、伝わりにくくなっていないか、補足情報はどういうものにするかを極めていくのに時間がかかるそうです。

またそれと合わせて行われるのが「環境づくり」

LSPでは見たことない程の大量のブロックが必要になります。それをどう運ぶか、会場のテーブルの配置、ブロックの配置なども考える必要があります。

また、広い会議室のような解放された空間だったらブロックの音が響いてうるさくなってしまいます。盛り上がってくると大きい声になってくるので、それでも大丈夫な場所かどうかの確認も必要です。周りに気を使うと自分の意見や言葉が出づらくなってしまうので、一切気にしなくていい安全な空間で設計することが大事になってきます。日常生活においても、集中して取り組むのに環境って超大事ですよね!

まほろば会議第11回の様子。こんな風に1か所に沢山レゴが置いてあって、みんな好きなのを取りに行きます


不測の事態はあり得るもの。

私が準備の段階で大変だなと感じたのが「臨機応変の対応に関する準備」

よく言われるのが、1つのワークに対して2~3のパターンを準備しておくこと!だとか。参加者は十人十色。同じテーマでも参加者が異なれば、全く違う内容の意見や考えが出てきます。参加者にやる気があればやりやすいけど、全くやる気がないような場合だとワークが崩壊するのである程度経験が必要になってきます。

「これは社会においてもそうで、全てその通りに予定通りいくわけではないし、全ての予測に準備ができるわけではない。そういうときに何を「軸」にして判断していくのか。組織として判断軸を明確にして合意しておくというのが必要になってくると思う。そうすると、スピード感のある、判断に間違わない、同じ思いを持った人たちによる強い組織になっていくのではないかなと思うよ」

それでも、やはり臨機応変の対応は必要になってくるといいます。

きっと、これはワークショップやイベントを運営したことがある人は、特に共感できることだと思いますが、やる気があからさまにない人だったり、「なんでこんなことしなきゃいけないんだ!」となってしまう人…自分より遥かに年上の人を相手にするというのは緊張するし、難しい面も出てきます。

「そういう人であっても想いがあったり、何かしら貢献しようという気持ちがあるのではないかと思う。組織として切り離すことができないから、絶対に巻き込んだ方が得になるはず!関わる人が全部『自分事』として取り組んでくれるようにしています


これは本当に勉強になる考え方だと思います。まほろばの初期メンバーは全員がワークショップを組み立てて、ファシリテーターをするという経験を1回はしているのですが、これが本当に大変。思った通りに伝わっていなかったり、参加者の方々をうまく導けなかったり、きっとメンバーそれぞれが苦い経験をしているのではないかと思います。

『自分事』として取り組んでもらうようにするというのはワークショップを組み立てる上で意外と気づかなかった視点というか、それを軸に持ってきていれば、もっと組み立てやすく、自分自身も整理することが出来たのかなと思います。

レゴだからできること

組織の中で自分の想いを発言出来ない人を、今までの経験でも沢山見てこられたそうです。会議中一言も話さないけど決定事項には従わないといけない人達、立場が弱いから何も言えない人達…意見や考えをきちんとその場で提示できる人たちを増やしたい。発言をしたり決定する人が決まり切ってしまっているような、小さい組織に対して働きかけれるようなファシリテーターになりたい、と話される富崎さん。

会社って会社内だけの付き合いが多くて、プライベートが見えないから付き合い方が難しいものです。どんな人なのか、わからない部分があると不安が大きくなっていって、それが悪い方向に行き過ぎてしまって相手を拒否したりすると、チームが崩壊するか、どっちかが辞めるか…そういう事態を起こしたくないといいます。

LSPを通じて、立場関係なく、平等に発言することができる、相手の意外な一面を知ることができることで、その後の付き合い方が変わることも多いそうです。発言することができる、組織により深く関わる事ができる事で、そこで働く人のやる気・やりがいが増え、そういう会社が地域に増えるとその地域も盛り上がれるのではないかと考えられています。

「地域に住む」と「地域で働く」というのは地方であればあるほどイコールに、密接になってきます。田舎って、知り合いの知り合いは知り合いの世界で、色んな場面で色んなひとに見られていたり、情報が行き来したりしていますよね。

「働く事から『自分事』にしていく。レゴだとそれができる」

最後に。

いかがでしたか?LSP、超魅力的じゃないですか?

私自身、LSPに超魅了されていて、経験したことによって、考えの言語化があまり苦ではなくなりました。富崎さんはとっても親しみやす方で(これについてはまほろば会議第11回レポートで書きますね)、お話をしていて、とってもとっても楽しい時間でした!

近年注目を浴びているLSP、富崎さんの活躍の場がどんどん増えてくると思います。

今後のご活躍を心より応援しております。

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