こんにちは!八代まほろばかふぇプロジェクト1期のみなとです!!
今回インタビューさせていただいたのは、株式会社セルモ八代支部営業課長の石田誠(いしだまこと)さんです。
私たちの人生にとって欠かせない、冠婚葬祭に関わるお仕事をされています。

お仕事の話はもちろん、石田さんご自身のお話もたくさん聞かせてくださいました。
「八代」は生まれ育った大切な場所
石田さんは、生まれも育ちもここ八代。
まさに生粋の八代人!!
高校卒業後、福岡の九州観光専門学校に通われていたものの、就職するタイミングでまた八代に戻ってこられ、現在に至ります。
出身高校である氷川高校では、ずっとラグビーをしていたそうです。
その当時テレビで放送されていたドラマ「スクールウォーズ」に影響されたのだとか。
(なんとなく聞いたことあるような・・・!)
また、地図を見ることがお好きだそうで、まるで新聞を読むみたいに、地図を見ながらご食事を摂ることも。
私も、ごくたま~にですがぼーっと地図を見つめちゃうときがあります。少し気持ちが分かるような。(たぶん勘ちがいです、ごめんなさい)
今の仕事との出会い
現在、株式会社セルモでお仕事をされている石田さん。
入社したきっかけをお聞きしたところ、実は最初に働かれていたのは「東急観光」という会社でした。
それからさまざまなことを経験され、今のお仕事に出会ったそうです。
なぜ、旅行関係のお仕事から全く異なる職種であるエルセルモ八代に就職することになったのでしょうか。気になりますねぇ~。
東急観光をお辞めになった後、石田さんは30代前半まで、畳表の業界で働かれました。
「畳表」って、みなさんご存知ですか?
聞いたことはあるもののよく分からない私のために、少し説明にお付き合いくださいませ。
畳表とは、いぐさの茎や麻糸などで織られたござのこと。
畳の表につけるものであることから、畳表と呼ぶそうです。(って、そのままやないかーい!!)
産地によって、呼び方は異なるみたいですが。
なるほど、ござの一種なのですね!!
はい、みなさんお待たせいたしました。(笑)
石田さんのお話に戻ります。
畳表の業界で働かれていた石田さんが転職を考え出したのは、37歳の頃。
転職する最後のチャンス。
これからもっと伸びていく業界で働きたい!
そう思い、転職活動を始められました。
しかし、そのタイミングでちょうど就職氷河期に直面。
想像以上に大変だったそうです。
そんな中で石田さんが考えたのは、自分のお父さん世代(出生率が高かった頃)のこと。
今、その年代の人たちが必要とするものは何か。
そうして辿り着いた答えが「お葬式」だったのです。
これからの葬儀業界は今以上に需要が高くなることを見越し、お葬式に関わる仕事をしようと決意されました。
思い立ったが吉日。
当時、採用募集などしていなかった「玉泉院」に電話し、無理やり面接をさせてもらったそうです。
「葬儀の経験、ありません。でもやる気はあります。」
そう面接官に伝えたところ、結果は見事合格。
ここから、石田さんの葬儀業界でのお仕事が始まりました。
それからしばらくして、葬儀はもちろん冠婚葬祭全般を担う、エルセルモ八代に移ることに。
そうして今に至ります。
カタチのないものを提案する
続いてお話していただいたのは、お仕事の内容について。

営業課長である石田さんは、主に営業を日々おこなっていらっしゃいます。
もしかすると、みなさんがイメージする営業とは、また少しちがっているかもしれません。
目の前にある仕事ではなく、見えないものを提案する。
これが、石田さんを含め、営業部の社員の方々がおこなう営業のカタチです。
お葬式については特に、「自分が死んでしまったら」「家族がいなくなってしまったら」といった、もしもの場合を仮定した上で、お客様と打ち合わせをする必要があります。
提供する日がいつになるのか分からない仮定の話を進めていかなければならない。
だからこそ、サービスを安心して受け取っていただくために重要なことがあります。
それは、信頼を勝ち取る力。
自分や家族の最期を預ける仕事なんて、信頼できない人には任せられません。
お客様はサービスの中身よりも、むしろ社員の人間性を見ているのだとか。
そのため、お客様と信頼関係を築くことはとてもとても大切なのだそうです。
お客様が自社のサービスを選び、利用してくれるということは、自分という人間性を信じてもらえたようで嬉しい。
自分のCDやグッズを買ってもらった感じに似ている。
応援してもらっている、信頼してもらっている、何より自分のエンディングを託してくれるんだから、こんなに嬉しいことはない。
とてもやりがいのある、自分に合った仕事。
そう熱く語ってくださいました。
繊細だからこそ、ケアを大切に
お葬式に関わる仕事をおこなう中で、特に重要なのはお客様に対するグリーフケア。
おっと、またまた聞き慣れない言葉が出てまいりました。
グリーフケアとは、遺族の複雑で深刻な心の状態を理解して寄り添うことで回復のサポートをする取り組みのこと。
grief(グリーフ)は、英語で「深い悲しみ」「悲痛」といった意味をもちます。
それらをケアすること、すなわち、悲しい出来事により精神的に傷ついた人の心に寄り添い、サポートをおこなうことがグリーフケアなのです。
ただ一儀式としてお客様の要望に合わせた仕事をこなすのではなく、悲しみや苦しみ抱えていらっしゃるお客様に対し、誠心誠意寄り添うことで、グリーフケアという+α (プラスアルファ)のサービスを実現する。
大事なのは、残された人たちの気持ち。できるだけ後悔なく、きちんとお別れができるようなご提案をしていく。石田さんは、式を終わらせることだけをゴールとせず、式を通じてお客様の悲しみに寄り添うことを日々心がけていらっしゃいます。人の心や感情に密接した仕事だからこそ、丁寧なケアが重要とされるのですね・・・
みなと調べによりますと、最近では遺骨を加工してアクセサリーを作ることもできるみたいです。
これもきっと、グリーフケアの一つなのでしょう。
客観性をもつことが信頼に繋がる
石田さんはもともと無口な性格なのだとか。
インタビュー中そんな様子は全くありませんでしたが(笑)
というのも、営業のこととなるとなぜか話が止まらなくなるみたいです。

どうしたら、自分の見た目・風貌をみなさんに楽しんでもらえるかを考えて、話し方や身振り手振りを気をつけているそうです。
相手に自分がどう映るのかを客観的に考える。
嘘は絶対につかないが、楽しんでもらえるような演出をする。
この客観性が、信頼を得る方法として重要な部分であると考えていらっしゃいます。
“楽しむ心” を忘れない
昔働いていた頃は、あまり仕事を楽しいと感じたことがなかったという石田さん。
日曜の夕方に放送されている「サザエさん」を見ると、よく悲しくなっていたそうです。
しかし、今はその感覚が全くない、むしろ毎日が遠足の前日のような気分でお仕事に取り組まれています。
それは、仕事の内容にやりがいをもっていることはもちろん、自分自身に仕事を楽しむ気持ちがあるから。だからこそ、楽しい企画を考えたり、仕事を楽しいものにし続けることが無限にできる。

何事も楽しめる力って、人生を豊かにしてくれますよね♪
私もそんな人間力、身につけたいです・・・。
営業ではなく、ファンづくり
石田さんが営業をおこなう上で、心がけていることをお聞きしました。
自分たちのファンになってもらうこと。
日々すべきことは、ファンづくり。
「人生の最期」を考えるタイミングが来たとき、頭に思い浮かぶような存在になれるように。
だから、営業らしい営業をしている感覚はあまりなく、どちらかと言うとコマーシャルをつくるようなイメージ。
「うちの商品買ってください!」と自社のものを売っていくスタイルではなく、気づいたら買わされている、もっと言えば、自分で選んで買っているように見えて実は買わされているスタイルが理想。
これが本来の営業のカタチなのではないか。
なるほど。
他の職業とはまたちがった「営業」をうまくおこなっていくには、ファンづくりが欠かせないのですね!!
市民が気軽に集まれる場所を
最後に、石田さんのこれからの目標をお伺いしました。
桜十字ホールやつしろ(旧やつしろハーモニーホール)のような、八代市民がもっと気軽に集える場所にしたい。

そう思うきっかけとなったのは、株式会社セルモが主催するマルシェ、「セルモ祭」。
5年前から定期的に開催されています。集客&サービスを購入してもらうことを目的として始められましたが、当初は、集客にものすごく苦労されたそうです。
原因は、自分たちが売りたいもの、買ってほしいものだけを売っていたから。
だから、それをやめて、出店や出展を呼び、人が交流できる場、エルセルモ八代を利用するきっかけの一部をつくることに。

というのも、結婚式場ってなかなか普段入らないかつ入りづらい空間。
だからこそ、週末だけはそのイメージを変えたいという思いがあったのです。
実際に、マルシェを始めてから、宴会場として使用してくれるお客さんが増えたのだそうです。
これまでは、冠婚葬祭というものに捉われすぎていた部分が多くあったと話す石田さん。少数精鋭で目の前のお客様、来てくれるお客様だけを大事にして、そのタイミングに合わせて働いていらっしゃいました。しかし、従業員を増やしてみるとその分プラスでできることが増え、幅広く思考できるようになったそうです。
生まれた需要だけに対応する。
そうではなく、色々なお客さんを想像して、仮定して、できることを考えていく。
これからも日々学んでいかなければならない、いつまでも学び足りない。
その貪欲さが、今の石田さんをかたちづくる大切な部分であるような気がします。
取材を終えて
石田さんをよく知る社員の方々に、石田さんへの印象を聞いてみると、
・出会ったことのないタイプ
・とにかくよく喋る
・八代愛がすごく強い
・面白い
・まわりを巻き込む力がある
などなど、たくさんの魅力を教えてくださいました!!
なかには、石田さんの人間性に惹かれて入社を決意された方も。
これこそ石田さんの人間力!
常にお客様のこと、共に働く社員のこと、周りを思いやる気持ちを大事にしていらっしゃるのが、ひしひしと伝わってまいります。
日々のお仕事を通して、出会った人の分だけ、未来のお客様のことを想像し、考えられる機会を大事にし続けたい。
八代に定住してくれる人を増やすことはなかなかできないが、八代に関わってくれる人を増やすことは少しだけでもできる。
そんな熱い思いを胸に、石田さんは今日も、多くのお客様の「心と人生が寄り添える場所」を生み出し続けていかれることと思います。

貴重なお話、ありがとうございました!!
※この記事はご本人へのインタビューをもとに作成しております。


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